まちづくり学校事務局のつぶやき
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みなさんこんにちは!
まちづくり学校事務局の木村です。
最近は、新潟市でも雪がとてつもなく多く、も~うんざり~~!といった感じでした。ですが、日が出てくれると雪もあっという間に溶けてくれるのでありがたいです。
オリンピックもメダル獲得のニュースが連日放送されていて、嬉しいですね
中継見てると、感動して泣きそうになります…
(年々、涙腺が弱くなってきてる気がします笑)
さて、3連休前の金曜日、2月9日に新潟県主催の「平成29年度新潟県地域づくり見本市~ワガゴトで地域を動かす~」が開催されました。
企画運営に新潟県NPO・地域づくり支援センターが関わっていましたので、私も午前中のみですがスタッフとしてお手伝いに行ってまいりました。
この事業は、「ワガコトニシテ ツナガッテ ミガキアウ」という理念から、「住民一人一人が自分事で考え行動すること」「全ての人が垣根を超えてつながりつつ、支え合うこと」「未来志向で(楽しみながら)お互いに磨き合うこと」という想いが込められています。
午前の部は、新発田市米倉地区、小千谷市岩沢、田上町(旧温泉街)の3地区より、地域の代表者とコーディネーターの方が、自分たちの活動事例やこれからの目標、課題などをお話されました。参加者はその場で質問や助言などを付箋に記入し、質疑応答タイムでお答えいただきました。
3地区で活動している団体の事例を少しご紹介します。
事例発表時の様子
①外部人材をうまく活用した事例(新発田市米倉地区)
発表者:渡辺芳輝氏 コーディネーター:金子知也氏(公益財団法人 中越防災安全推進機構)
米倉地区は120戸、高齢化率60%の集落です。
2016年夏に大学生3名を1ヶ月間インターン生として受け入れました。これまでも大学生の受け入れは行っていたようですが、このようにまとまった期間の受け入れは初の試みだったそうです。
大学生3名には、「廃校舎となった小学校の利活用の方法を考える」という課題が与えられました。また稲刈りや集落センターでの会合に参加したり、子ども達とは毎日ラジオ体操をしたりなど…米倉集落の方々ともふれあうことをポイントとにしたそうです。
その成果として、インターン生と子ども達が一緒に触れ合うことで、頑張って前に進む気持ちになった、大人達も活発感が見えてきた!とおっしゃっていました。他にも、インターン生が戻ってしまった後、地域の方々が寂しく感じ地域おこし協力隊の受け入れにつながったり協力隊は自治会作業や他イベントなど、地域の一員として大きな力となっているそうです。
参加者からは、様々な質問があがり、どんな人材を受け入れるか、どういう学生にきてほしいか、など出ていました。必要人材のタイプと受け入れポイントとして、「経営者・後継者」「リーダーの右腕」「働き手」「空気チェンジャー」の4つがあり学生は「空気チェンジャー」を担ってくれたようです。集落のみなさんも大学生を歓迎してくれ、いい雰囲気を作ることができ、地域の人々に気持ちの変化があらわれたようです。
今後の課題としては小学校の利活用は市の意向もあるため、
・集落の方だけではなく市からも話を聞くべきだった。案が出ても結局すぐには動けない。
・地域の活性化、子どもが健やかに育つ地として今後も取り組んでいきたい。
とお話しされていました。
②コミュニティビジネスを起こした事例(小千谷市岩沢)
発表者:駒井和彦氏(岩沢アチコタネーゼ 副代表) コーディネーター:石曽根徹氏(小千谷市復興支援員)
岩沢アチコタネーゼ(任意団体)は、下は高校生~上は大正生まれと幅広い年代の会員さんがいらっしゃいます。
・住民主体/住民提案型の地域づくり
・地域資源の活用&コミュニティビジネスによる課題解決
を理念に活動されています。空き家を改装し、農家レストランの運営、除雪支援事業(有償)、農家民宿の運営を行っています。
H25年にオープンした農家レストラン「山紫」は国の補助金を受け、林業事務所だった空き家を改装してはじめました。2Fは事務所として使っています。毎週火曜日は「ごっつぉバイキング」の日とし、地元のお母さんたちを雇用して地元の食材を使用し料理を作っています。なかなかの盛況のようです。
H28年に始動し翌年H29年に正式オープンした農家民宿「へんどん」はあの人気番組「おじゃMAP」が収録しにきたそうです!すごい!!全国テレビに取り上げていただいたおかげでその後の反響はとってもよかったそうです農家民宿も空き家を利用していますが、改修作業は業者お願いすることもありますが、会員さんが行ったりもしたそうです!工夫されていますね~運営も順調だそうです!
こちらの事例にはお金まつわる質問が多かったです。レストランの売上状況のお話や除雪支援(有償)の一部を会の運営費としていたり…。
運営が大変なこともありますが、コミュニティビジネスを通じて、地域外から多くの方が岩沢へ訪れるようになったそうです。
実は、農家レストランは「山紫」オープンの前にも一度始めたのですが、2年半で閉店してしまいました。その時も地元のお母さん方を主体として運営していたのですが、お母さん方と団体側との意識共有がうまくいかなかったのが原因だそうです。今はその失敗を活かしうまくいっているそうです
今後の課題としては
・担い手問題として若い人たちをどう取り巻いていくか。
・任期を終了した地域づくり協力隊と復興支援員をどう雇用していくのか。
が大きな課題になっている、とお話しされていました。
③地域づくりに旧温泉街を活用した事例(田上町)
発表者:細井広行氏(末廣館)コーディネーター:池井豊氏(NPO法人まちづくり学校)
活動のきっかけは、コーディネーターでもある池井氏が所属しているNPO法人まちづくり学校が主催し、大好評の企画!「ブラニイガタ」を実施することになりました。
地域外の方が多く参加し、旧温泉街を歩いてみたところ、地元の方々にとっては「あたりまえ」だったものが他の人から見たら「風情があってすばらしい!」との声が多く、何気ないものが「宝」になるんだと驚きが大きかったそうですそうしたことにより、「地域の宝は何か」を自分たちも認識することに繋がったそうです。
ずっと使われず、そのままになっていたお寺を綺麗に整備し、お茶会を開催しました。
実はなんとこのお寺、市民の方がずっとお庭の整備を自主的にしてくださっていたそうなんですすごいですね!誰も来なくなってしまっても、まちの宝をずっと大事に思ってくださっている人がいるって素敵ですね
また共同風呂がなくなった後そのまま放置状態になっていた薬師堂もきれいに整備をしたら巨大数珠が見つかったりと、さらなる宝の発見につながりました!
まちあるきで地域外の人たちに自分のまちを見てもらうことからまちを見直し新たな宝に気づきそれをうまく活用した企画づくりができたことで人が多く訪れることに繋がったのは素晴らしいなと感じました。
外のお客さんのために新しいものを見せなきゃ!作らなきゃ!と思っていたが、今あるものを利用しよう!とい気持ちに変化していった。とお話しもされていました。
まちあるきについての質問や今後の取り組み、地域住民の方との関わりなど質問がありました。
今後の取り組みとして空き家(旧旅館も3軒ほどある)など変わらないものをそのまま活かしつつ活用してくことを考えているそうです。また大学など学校との連携を考えていて、学生ボランティアとつながっていったり、美術部の発表の場作りをしていったりと考えているそうです。
今後の課題として、建物もどんどんなくなっていってしまうこと、あるものを活用するにしてもお金はかかるので資金面の問題などかあるとおっしゃっていました。
こうした活動を続けていくにつれて地域の人の気持ちも活性化されていくのではないでしょうか。
まちが活性化すれば人もかわってくると力強くお話しされていました。
今回は3つの事例紹介でしたが、どの地域もそれぞれの問題を抱え悩みも多いのですが、まちに外からの目線や力を取り込むことによって、自分たちも違う見方ができ新しいものが生まれるのだな~と感じました。また、地域の人と運営側の関係性もとても重要で、自分の意見だけではなく、お互いの気持ちをうまく汲み取り、協力しながら企画づくりをしていくことでいい関係性が築けてこそ、いいまちづくりができることにつながっていくのではないかな。と感じました。
とても長いブログになってしまいましたが、少しでもみなさんの活動のヒントにつながればいいな。と思っています
みなさんこんにちは!
事務局の木村です。
早速ですが、8月8日に「まちたんけん&新聞づくり」を行いました。
今回で4回目となるは、昨年と同じ新潟市南区で開催しまいた!
コースも訪問先も変え、しろね大凧タウンガイドのみなさんと一緒に準備をしてきました。
今回は18名の参加者の方々と一緒に白根のまちを歩きました。
出発前は、初めましての方々ばかりなので、グループごとに自己紹介をしてから出発!
どんな探検ができるか子ども達もワクワクしている様子でいた。
まずはじめに、野澤鮮魚店さんへ。お名前の通りお魚屋さんです。
このお魚屋さんには、今ではとっても珍しい「雪室」があります。
昔は、船着場から運んできた魚をこの雪室に入れて保管していたそうです。
雪も満タンに入れたら春ぐらいまでは解けずに持つそうです。
今の店主さんが、子どもの頃は悪いことをしたらお仕置きで入れられていたそうです(笑)
子どもの頃は、暗いし、天井高いしでとっても怖かったとお話をしてくださいました(^^)
また、昔はお店の2階で宴会もして料理を出していたこともあったそうです。
冠婚葬祭でも、注文がきたらお料理を出していたのでその当時使っていた、漆のお膳もきれいに保管されていました。
また、お店の外には浜焼きができる道具もあり、大凧合戦が行われるときに焼いているそうです。
使用している炭はいい炭を使っているのですが、今は炭も少なくなってきていて取り寄せるのも大変だそうです。そんな貴重な浜焼き、ぜひみなさん一度食べに行って見てくださいね(^^)/
次にお邪魔したのは、西永寺さんです。
ここは昔、白根小学校の仮校舎でもありました。
また、戦時中東京から疎開してきた子ども達を受け入れていました。食料不足もありみんなで芋を植えたり、イナゴを食べて生活していたそうです。
イナゴを食べる…今の子ども達には少し衝撃だったでしょうか…(笑)
西永寺さんには疎開してきた子ども達からのお礼のお手紙が残っていました。
実は、疎開先から東京へ戻った子ども達のほとんどが東京大空襲の犠牲となってしまいました。
戦争のお話は子ども達の胸に残るお話でした。
当日、急なキャンセルで今回の訪問は2店舗のみでしたが、白根のまちには他にも様々な見所があります。
11棟連続して並ぶ町屋や、白根大火後に広まった看板建築。お菓子屋さんのお店の出入り口を見上げると凧の絵があったり…
普段ただ通るだけの場所も、このようにガイドを聞いたりお店の方からお話を聞いたりすることで、馴染みのない昔の生活が見えてきたり、とてもいい勉強になりました。
子ども達もとても楽しそうでした。
お昼は、会場をお借りした「割烹 金長」さんでおにぎりと味噌汁を出していただきました。
とっても美味しく、子ども達もぺろりと食べていました(^^)
金長さんも歴史ある建物で、ご飯の後におかみさんから色々お話を伺いました。
南区在住の方でも金長さんに来られたのは初めて!という方がいて、本当にいい経験ができたとおっしゃってくれました。
午後からは新聞づくり!
まず、ちょっとしたゲームを。エアーキャッチボールとエアー縄跳びをしました。
これは、人に伝えるという中で、相手にどう表現したら「重い」「軽い」「大きい」「小さい」など見えないところからどうやったら相手に伝わるか、という表現の仕方を学ぶためでした。
その後に編集のプロから、新聞づくりのポイントをレクチャーしてもらいました。
まちたんけんの振り返りもして、それぞれの面白かったことなどを新聞にまとめていきました。
いっぱい書きたいことがある子ども達は、2枚、3枚と書いてくれる子もいました!
一人一人個性があって、とてもよくまとめられていて素晴らしい新聞になっていました。
今回の参加の中で、「普段は車で通り過ぎるだけだが、まちの魅力に気づき魅力に気づけた」「誰かに教えたくなった」「楽しかった、またきてみたい」など感想をたくさんいただくことができました。
まちたんけんやまちあるきに参加していつも思うのですが、地元の方にとっては当たり前のようなものが、他の人から見たら面白くて魅力なんだな、といつも感じます。また、地域の人と関わることで、自分たちが地域と関わる楽しさを感じられると思います。
こうやって見つけられた魅力がもっと発信して、多くの人に伝えられるようにしていけたらいいな~と思います。
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